長男への暴力の始まり
- Re・スタートの会
- 2024年10月7日
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長男が2歳の時の出来事です。
外出から帰宅した私は、息子の頬が赤く腫れていることに気づきました。
息子と一緒にいた夫が、「こいつが畳の上でお漏らしをしたから平手で叩いた。しつけのためだ。」と言うのを聞いて驚き、同時に、この夫ならやりかねないと思いました。
相手が2歳の子供であっても、自分の思い通りにいかないと、力づくで自分に従わせる。それが暴力を振るうことであっても。
息子の頬は、間もなく紫色の痣になりました。翌日、保育園の先生から息子の頬の痣について尋ねられた私は、とっさに「息子が転んでぶつけてしまいました。」と答えていました。父親に殴られたなんて、とても言えませんでした。
どこに、だれに相談すればよいのか。当時、近所に住んでいた夫の母に、「夫が子供に手をあげることを注意してほしい。」とお願いしました。
義母から夫へは、「暴力は絶対にだめだからね!」と一言あったようですが、その後も義母の注意は何の抑止にもなりませんでした。
家庭内で起きたこと、特に夫婦喧嘩や家庭内暴力などは、なかなか第三者に相談することが難しいです。家庭の外の第三者に助けを求めて相談することが本当の解決への一歩だと、今では分かります。でもあのときの私は、義母に相談すること以上に動けなかったのです。
ひとつだけ、配偶者からの暴力によって自分や子供が傷や怪我を負った場合は、必ず証拠として顔入りの患部の写真と日時や状況の記録を残しておきましょう。それは、見るのも思い出すのも辛いものですが、将来的にあなたが離婚を考えたときに有利に進める大きな助けとなります。
