「共依存」から抜け出すことが大事
- Re・スタートの会
- 8月18日
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モラハラ被害者は、役所や警察、法的機関などの第三者に相談に来るとき、すでに心身ともに破壊され病んでしまっているケースも少なくありません。
なぜ、自身がここまでひどい状態になる前にどうにかできなかったのでしょうか。
これは、被害者が長い間自身のモラハラ被害に気づいていないことが原因です。
「お前のためを思って言っている。」と言いながら理不尽な攻撃をしてくる加害者に対して、自分はものすごく苦しいながらも相手の攻撃を受け止めて、「悪いのは自分なんだ。自分のことを思って言ってくれているんだ。」と、攻撃されていることを正当化してしまう被害者の心理です。「配偶者とは、簡単に離婚などできない」という根底にある考えから、「自分が改善して努力しすればいいんだ」と思ってしまいます。また、「こんな相手を受け止められるのは、私だけ」と加害者の攻撃を受け止めている自分に価値を見出している「共依存」のケースもあります。そうなるとそこから抜け出そうとは思わなくなり、苦しい状態からの脱出が永遠に不可能です。
加害者は、あなたのことを考えているわけではなく、あなたを攻撃することで自分の劣等感を埋めているだけです。
まずは攻撃された際に、「私が悪いんだ」という前提を変えましょう。自分と相手を客観的に見てみることを心がけてください。「私ではなく、相手に精神的もろさがあるのではないか?」と冷静に考えてみてください。
家庭内のモラハラは、あなただけではなく、子供たちにも大きな悪影響を与えます。
その悪影響の連鎖を断ち切るためにも、解決策は「逃げること」です。
